2020年の全日本大学駅伝で、3位入賞した明治大学。
今季、非常に勢いのあるチームです。
この記事では、
- 明治大学の注目選手は?
- 明治大学の強みや優勝のシナリオは?
- 明治大学が優勝する可能性はどれくらい?
についてまとめました。
【箱根駅伝2021】明治大の注目選手は?学年順に紹介!
2020年11月の全日本大学駅伝で、青山学院より先着し、3位入賞した明治大学。
現在勢いにのっており、チームの指揮もあがっています。
箱根駅伝における明治大学の注目選手を、学年順に4人紹介します。
小袖英人(4年)
- 氏名:小袖英人(こそで・ひでと)
- 生年月日:1998年5月5日
- 出身地:岩手県久慈市
- 出身高校:八戸学院光星
- 学部:明治大学政治経済学部
- 身長:172cm
- 体重:51kg
- 自己ベスト
5000m:13分46秒56(20年)
10000m:28分29秒88(20年)
ハーフ:1時間03分41秒(18年)
<高校時代>
1年:全国高校駅伝1区49位
2年:全国高校駅伝5区45位
3年:インターハイ5000m17位
国体少年A15位
全国高校駅伝5区27位
<箱根駅伝>
2年:7区18位
3年:1区10位
抱負:区間賞。総合3位。
高校時代から、ロードよりトラックの方が得意だった小袖英人さん。
大学1年時の箱根予選会ではチーム11番手となり、「もっと強い選手になりたい」と決意したそう。
2年生の時には、努力の甲斐あってチーム2番手となり、10000mの自己ベストも更新します。
しかし箱根駅伝では、終盤に低血糖症となって失速し、区間18位となってしまいます。
非常に悔しい思いをしたそうで、発奮。
3年時には5000mで自己ベスト、関東インカレで8位に入賞します。
悔しさをバネにして飛躍する選手なんですね。
4年生となった2020年は、コロナ禍で多くの試合などが中止になったため、気持ちが途切れてしまったとか。
そのため7月から再開した練習では、記録でチームメイトに後れをとってしまったそうです。
気持ちを入れ替えてからは、10月に5000m、11月に10000mの自己ベストを更新。
今シーズンは、非常に調子が良いようです。
本人は、1区か3区を希望しているとのこと。いずれにしても区間賞を獲って、チームに貢献したいそうです。
手嶋杏丞(3年)
- 氏名:手嶋杏丞(てしま・きょうすけ)
- 生年月日:1999年6月14日
- 出身地:宮崎県小林市
- 出身高校:宮崎日大
- 学部:明治大学情報コミュニケーション学部
- 身長:168cm
- 体重:48kg
- 自己ベスト
5000m:13分55秒68(20年)
10000m:28分17秒58(20年)
ハーフ:1時間03分28秒(19年)
<中学時代>サッカー部
<高校時代>
2年:都道府県駅伝エントリー
3年:高校総体出場
都道府県駅伝エントリー
<箱根駅伝>
2年:3区7位
抱負:区間賞を目指して頑張ります
2019年は、箱根駅伝予選会で9位とチームに貢献したものの、翌週の全日本大学駅伝では、5位でもらったタスキを14位に沈めるなど、パフォーマンスに波があった手嶋杏丞さん。
2020年はコロナ禍で、練習もままならず、多くの試合が中止になりました。
帰省する学生も多い中で、手嶋杏丞さんは寮に残り、ロード中心のランニングや、ウエイトトレーニングを徹底的にこなしたそう。
その成果が出て、手嶋杏丞さんは9月のインカレで8位(日本人5位)に入賞しました。
2020年の全日本大学駅伝では、3区7位でした。
箱根駅伝では、中堅としてチームへの貢献が期待できそうです。
鈴木聖人(3年)
- 氏名:鈴木聖人(すずき・きよと)
- 生年月日:1999年12月24日
- 出身地:茨城県日立市
- 出身高校:水城
- 学部:明治大学政治経済学部
- 身長:165cm
- 体重:50kg
- 自己ベスト
5000m:13分56秒28
10000m:28分36秒16(20年)
ハーフ:1時間01分56秒(20年)
<中学時代>サッカー部
<高校時代>
2年:全国高校駅伝1区16位
3位:全国高校駅伝5区1位
<箱根駅伝>
19年:1区13位
20年:5区5位
中学時代はサッカー部だった鈴木聖人さん。
体力づくりで陸上の練習にも参加していましたが、地元の大会で優勝するなどするうちに、陸上に魅力を感じて転向。
地元の坂や山で自主練していたためか、登りに強くなったそうです。
2019年の箱根駅伝は、1区13位でしたが、2020年は山の5区で7位と、チームに貢献しています。
2020年11月の全日本大学駅伝ではアンカーを務め、青山学院を抜いてチームを3位入賞に導きました。
2021年の箱根駅伝は、2区にチャレンジしたい気持ちもあるそうですが、前年と同じく5区になる可能性が高いようい思います。
ちなみに、レース前日には、毎回エクレアやシュークリームなど、スイーツを食べるのが習慣だそうです。
加藤大誠(2年)
- 氏名:加藤大誠(かとう・たいせい)
- 生年月日:2001年2月25日
- 出身地:岐阜県岐阜市
- 出身高校:鹿児島実業
- 学部:明治大学経営学部
- 身長:167cm
- 体重:54kg
- 自己ベスト
5000m: 13分53秒24
10000m:29分8秒05(20年)
ハーフ :1時間03分29秒(19年)
<中学時代>
3年:都道府県駅伝2区42位
<高校時代>
2年:全国高校駅伝:3区26位
3年:都道府県駅伝7区1位
<箱根駅伝>
20年:2区10位
2019年の夏は、怪我でまったく走れなかった加藤大誠さん。
2020年は夏合宿の練習をすべて消化し、自信をもって秋の全日本大学駅伝(7区)に望みました。
しかし、「ラーメン屋でラーメンを頼んだのにうどんが出てきた」と自己評価するほどの不本意な走りだったそう。
タスキを受けた時は、トップの東海大と並んでいましたが、順位を4位に落としてしまったんですね。
トラックでは10000m29分台ですが、山本監督は加藤大誠さんのロードでの走りを高く評価しているため、箱根駅伝で出走する可能性は高いと思います。
本人が希望する箱根駅伝の区間は、去年と同じ2区。
「前回より最低でも30~40秒は縮めたい」とのこと。
全日本大学駅伝での悔しさを糧に、箱根駅伝で強い走りを見せてほしいですね!
【箱根駅伝2021】明治大の強みや優勝へのシナリオは?
明治大学のチームの強みは、
- エントリーした上位10人の平均タイムが、駒澤大に次ぐ2位(28分31秒78)
- 2019年のメンバーが8人いる(43年ぶりシード権獲得メンバー)
- 全日本大学駅伝で3位に入り、勢いがある
ことです。
とくに昨年、山の区間を好走した
- 5区5位の鈴木聖人さん(3年)
- 6区7位の前田舜平さん(4年)
の2人が今年も在籍しているんですね。
また、チームの力が全体的に上がってきているのは、卒業した昨年のエース阿部弘輝さんの分を埋めようと、全員が団結して努力したから。
山本監督は、次のような戦略を考えているそうです。
- 往路は2019年と同じオーダーにするかもしれない(多少の入れ替えはあるかも)
- 勢いを大切にして、直前に調子が良い選手を学年に関係なく起用したい
- 往路は若干出遅れても、復路は接戦を見込んで、巻き返しを狙う
選手をどの区間に置くかは、山本監督は宗兄弟から学んだそうです。
エース区間をほぼ(他チームと)同等の走りでしのいで、つなぎの区間でドカンと勝つようにしていた』と話していたことがすごく印象的に残っていました。
それで、前回も阿部をエース区間にぶつけるより、むしろ7区で爆発させて気持ちよく卒業させた方がいい
「できれば往路優勝も狙いたいですが、田澤廉選手(駒澤大)のようなスーパーエースの爆発力を考えると、往路は若干出遅れても仕方ないと思います。
引用元:同上
一般的に2区はエースを起用というのがセオリーですが、各校の有力選手がひしめくと、団子状態になってしまうことも。
明治大学は7区などの「つなぎの区間」で巻き返すという戦略で、去年は順位を上げています。
2021年も、往路は耐えて付いて行き、復路で巻き返すシナリオのようです。
【箱根駅伝2021】優勝の可能性はどれくらい?
明治大学の目標は、「箱根駅伝5位以内」とのこと。
2021年の段階では、優勝までは狙っていないそうです。
往路の結果が4位~7位くらいであれば、5位に入りこむ可能性は十分あると思います。
復路7区~9区でどれくらい巻き返せるかで、結果が決まってきそうです。
個人的には、4位に入るのではないかと予想しています。
★吉居大和のプロフィールと記録★双子の弟は中京大★両親はトヨタ自動車の元ランナー★高2の弟はトップランナー
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【箱根駅伝2021】明治大の注目選手まとめ
2020年は43年ぶりにシード権を獲得した明治大学。
2021年は、その時のメンバーが8人残っています。
明治大学の2021年箱根駅伝の注目選手と、予想区間は
- 小袖英人さん(4年・1区)
- 手嶋杏丞さん(3年・3区)
- 鈴木聖人(3年・5区)
- 加藤大誠(2年・2区)
- 目標は、「箱根駅伝で5位以内」
- 往路で若干出遅れても、復路で巻き返す戦略
とのことです。
個人的には明治大は、4位に入るのではないかと思います。