語学が堪能なマルチタレントとして活躍しているハリー杉山さん。
イギリス人と日本人のダブルですが、10代の頃に、日本の投資銀行で働いていました。
また、イギリスの超有名伝統校に通っていたり、先祖にイングランド国王がいたりと、かなり華やかなバックグラウンドをお持ちです。
この記事では、ハリー杉山さんのプロフィールや、働いていた投資銀行はどこなのか、学歴や家柄についてまとめました。
ハリー杉山のwikiプロフィール
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フルネーム:ヘンリー・スギヤマ・アドリアン・フォリオット・スコットストークス
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生年月日:1985年1月20日
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出身地:東京都
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身長:184cm
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血液型:O型
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日課:家計簿をつけること
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好きなスポーツ:サッカー
ハリー杉山さんの父親はイギリス人で、母親が日本人。
日本で生まれ育ったハリー杉山さんは、11歳のときにイギリスへ移住します。
18歳から20歳までは再び日本、その後はイギリスで進学し、中国へも留学しています。
ハリー杉山さんは、2007年から日本でモデルをはじめ、その後オーディションを受けて、音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」のMCの仕事を獲得。
その後は、NHKの語学講座や、ラジオ番組のナビゲーターの仕事の他に、ドラマにも出演するなど、幅広く活動しています。
ハリー杉山が働いていた投資銀行はどこ?
モデルの仕事を皮切りに、テレビやラジオで活躍しているハリー杉山さん。
語学が堪能なイケメンタレントというイメージですが、実は投資銀行で働いていたことがあります。
18歳でイギリスのカレッジを卒業した後、2003年に日本に帰国。
ロンドン大学東洋アフリカ学院に合格していましたが、「ギャップイヤー」という制度を利用したそうです。
「ギャップイヤー」というのは、大学入学資格を得た学生は、1~2年ほど休学できるというイギリスの制度。
学費を稼ぐためのアルバイトをしたり、ボランティア活動や旅行、留学など見聞を広めるために使うことが多いそう。
イギリスでは、多くの学生が利用している制度です。
ハリー杉山さんもギャップイヤーを利用して、投資銀行「ビジネス・ディベロップメント・アジア合同会社(BDA)」のインターンとして働きます。
BDAは、2020年現在、東京都港区愛宕にある、愛宕グリーンヒルズ森タワーに入っている会社ですね。
インターン先にBDAを選んだのは、父の紹介だったとのこと。
「父の姿に憧れ、ジャーナリストを夢みていたんですけど、マスメディアで働くのは簡単ではありませんでした。
それで、父がBDAの創業者と知り合いだった縁で働かせてもらったんです。世界がどういうふうに回っているか知りたかったので、金融にも興味がありましたから」
引用元:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/259843/3
日本で働くことにした理由は、いくつかあるそうです。
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日本語を磨きたかったから
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父の働く姿をそばで見たかったから
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お金を稼いで家族をサポートしたかったから
ハリー杉山さんの父のヘンリー・スコット・ストークスさんは、かつて「フィナンシャル・タイムズ」の記者をしたり、「ニューヨーク・タイムズ」の東京支局長だった、優秀なジャーナリストでした。
しかし、ハリー杉山さんが生まれた頃にはフリー・ジャーナリストに転向していたため、とくに裕福というわけではなかったそう。
BDAは、ハリー杉山さんがインターンになる1年前の2002年に設立されたばかりの会社でした。
そのため社員は、創業者のイギリス人と、定年退職後に再就職した日本人、女性秘書の3人だけ。
ハリー杉山さんだけ、ダントツに若いメンバー構成ですよね。
会社の主な事業は、M&Aのコンサルティング。
ハリー杉山さんは、語学力を生かして翻訳や通訳、ビジネスレターの作成や、パワーポイントの資料作成などの仕事をしたそうです。
インターンでしたが、午後10時ごろまで残業することもあったとのこと。
ミスや失敗があっても取り返す努力をし、素直で謙虚に働いたハリー杉山さんは、その仕事ぶりが認められて、半年で社員に昇格。
当時、ハリー杉山さんの母親はイギリスにいたため、東京では父親と同居していたそうです。
投資銀行での仕事などについても、父親は相談相手になってくれたそう。
仕事に遅刻して上司にガッツリ怒られた時、父親は「15分遅刻して、取材相手の三島由紀夫にひどく怒られた」というエピソードを話し、時間で信頼を失わないよう教えてくれたとか。
三島由紀夫は、自決直前の最後の手紙を、ハリー杉山さんの父に宛てて書いています。
三島由紀夫とも、深い親交があったんですね。
「父は、僕にとって大親友のような存在です。何でも話を聞いてくれて、『わからないことがあったら、納得するまで聞くように』と。
プライベートで『彼女とうまくいかないんだ』と話したときは、『いろんな方を見て、どういう人が自分に合うか見極めなさい』とアドバイスされました」
引用元:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/259909/3
日本だと、思春期辺りから父親とは会話をしなくなる男性が多いので、こんなに仲の良い父と息子も珍しいですよね。
投資会社の月給は15万円ほどだったそうですが、ハリー杉山さんには大金。
家族を食事に連れていったり、自分へのご褒美に「HUGO BOSS」のセーターを買ったりしたそうです。
ハリー杉山さんは、家族とのつながりが強くて、家族思いなんですね。
ちなみに、ハリー杉山さんは投資銀行で働く傍ら、モデル事務所に登録してオーディションを受けたり、六本木のブランドショップ「DIESEL」で週末アルバイトをするなどしています。
睡眠時間は3~4時間くらいしかなかったそうですが、平気だったそうです。
体力もかなりありそうです。
ハリー杉山の学歴は?6カ国語話せる語学力がすごい!
ハリー杉山さんは、1999年にイギリスあるウィンチェスター・カレッジに入学します。
イギリスでは「ザ・ナイン」と呼ばれる伝統校のひとつ。
ウィンチェスター・カレッジは、640年の歴史を誇る、イギリスで最も古い男子全寮制のパブリックスクールです。
イメージとしては、「ハリー・ポッター」の男子校版という感じでしょうか。
学校のモットーは「Manners makyth man(行儀作法が紳士をつくる)」なので、校則が厳しそうですね。
ハリー杉山さんは、ウィンチェスター・カレッジ入学試験で、120人中7番だったという、かなりの秀才です。
卒業後は、ギャップイヤーを利用して、2年間日本の投資銀行で働いていました。
2005年の20歳のときに、再びイギリスへ戻って大学進学。
ロンドン大学の東洋アフリカ学院で中国語を学びます。
東洋アフリカ学院は開発学では、世界有数の大学として知られています。
学生の40%が留学生という、非常にグローバルな校風です。
卒業生としては、ミャンマーのアウンサンスーチーさんが有名ですね。
翌年の2006年には北京師範大学へ1年間留学します。
留学を終えた後は、ロンドン大学に戻って韓国語を学ぶ予定でした。
しかし、ハリー杉山さんは中退する道を選びます。
「大学には、酒を飲んだくれて遊んでいる人が多くて。僕は遊んでばかりはいられません。『早く仕事をしたい』と思ったのです。両親、祖母を支えたいと思ったし、芸能界に進もうと心が固まっていました。それで、スタートするなら、若いうちに本格的に始めた方がいいと決心したのです」
引用元:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/260071/2
ハリー杉山さんには、「親のすねをかじる」という発想は、まったくない感じですね。
自立心旺盛で働きたい気持ちの強いハリーさんには、大学のモラトリアム感は合わなかったのでしょう。
大学を中退したハリー杉山さんですが、英語や日本語はもちろん、中国語やフランス語、ラテン語、韓国語も話せるそうです。
Eテレでも『テレビでハングル講座』に出演してましたね。
ハリー杉山の祖先はイギリスの王様!
ハリー杉山さんの父親は、イギリス人。
先祖にはなんと、第5代イングランド王のエドワード1世がいるそうです。
13世紀のプランタジネット朝の王様ですね。
エドワード1世は、イギリス式トランプの「ハートのキング」のモデルになったと言われています。
身長が190cmの長身だったため、「ロングシャンクス(長い脚)」とあだ名されていたそう。
メル・ギブソン主演の映画『ブレイブ・ハート』では、敵の王様として登場しますね。
主人公がスコットランド独立のために奮闘する物語なので、映画では結構冷酷な人物として描かれています。
先祖が王様という家柄のため、親戚には元駐日英国大使のオスカー・チャールズ・モーランド卿がいます。
「Sir」の称号を持っているって、さすがですよね。
ちなみに、ハリー杉山さんのイギリスの実家の裏には、グラストンベリー・トアがあるそう。
12世紀にアーサー王のお墓が発見された場所とのこと。
アーサー王と言えば、伝説の王ですよね。
家の裏にアーサー王のお墓があるとか、話のレベルが王侯貴族で、すごいですね。
まとめ
マルチタレントのイメージが強いハリー杉山さん。
10代のときに、日本の投資銀行で働いていたというのは意外でした。
それ以上に、先祖にイギリスの王様がいるというのは驚きですね。