2020年11月の全日本大学駅伝で優勝した駒澤大。
その勢いにのって、2021年の箱根駅伝も優勝して2冠を獲りたいところです。
この記事では、
- 駒澤大の注目選手のwikiプロフィール
- 駒澤大の優勝シナリオは?
- 駒澤大の優勝の可能性はどれくらい?
についてまとめました。
★スーパールーキーのwikiプロフィールや記録と調整状況(●吉居大和●三浦龍司●佐藤一世●石原翔太郎)
★吉居大和のプロフィールと記録★双子の弟は中京大★両親はトヨタ自動車の元ランナー★高2の弟はトップランナー
【箱根駅伝2021】駒澤大の注目選手は?タイム順に紹介!
駒澤大学は、2021年箱根駅伝に1年生が6人もエントリーしています。
全日本大学駅伝で、逆転して1位に導いた田澤廉さんを中心においた、若いチームが特徴です。
その点で、4年生中心の東海大とは対照的ですね。
10000mのタイムが速い順に、選手を紹介します。
田澤廉(2年)
- 氏名:田澤廉(たざわ・れん)
- 生年月日:2000年11月11日
- 出身地:青森県八戸市
- 出身高校:青森山田
- 学部:駒沢大学経済学部
- 身長:180cm
- 体重:61kg
- 自己ベスト
5000m:13分37秒28(20年)
10000m:27分46秒09(20年)
<中学時代>
東北中学陸上大会3000m3位
全国中学校陸上大会3000m18位
全国都道府県駅伝:6区12位
<高校時代>
・1年生
全国高校駅伝1区27位
都道府県対抗駅伝:1区17位
・2年生
兵庫リレーカーニバルU18・3000m1位
えひめ国体5000m7位
インターハイ5000m9位
全国高校駅伝1区4位
・3年生
アジアジュニア選手権5000m2位
インターハイ5000m7位
福井国体5000m6位
全国高校駅伝1区15位
都道府県対抗駅伝:5区6位
<箱根駅伝>
2019年:3区3位
高校時代の田澤廉さんは、全国大会で入賞しつつも、3年生になるとスランプに陥りました。
ライバルの井川龍人さん(九州学院卒/現・早大)に、直接対決で全敗。
「井川以外に負けないようにしよう」と、井川さんに負けを認めるマインドになってしまったんですね。
スランプ脱出の転機は、駒澤大1年生の夏合宿。
大八木監督の練習メニューをすべて「Aチーム」でこなしたことで、自信を取り戻しました。
3週間の合宿をAチームで消化できる選手は、片手で数えるほどしかいないそうですが、田澤廉さんは1年生でそれをやってのけたんですね。
秋以降は、5000mの自己ベスト更新や、全日本大学駅伝で区間新、10000mで日本人学生トップの記録を出すなど、大学入学時の目標をあっと言う間にクリアします。
2020年11月の全日本大学駅伝では、東海大の名取燎太さんとアンカーで競り勝ち、駒澤大学を優勝に導きました。
今シーズンの駒澤大は、エース・田澤廉さんを中心として、チームのモチベーションが上がっています。
全日本大学駅伝でも、アンカーの田澤廉さんに上位でタスキを渡せるよう、1年生が奮闘しています。
また、同級生の酒井亮太さんも「同学年の田澤には負けたくない」と、自らもインパクトのある走りができるよう、田澤さんを身近な目標として練習に励んでいるそうです。
今シーズンの田澤廉さんは、勢いに乗っており、自信もさらにつけているように思われます。
本人は、昨年の箱根の雪辱として、3区で区間新を狙っているとのこと。
10000mが27分台の選手は、そうそういません。
全大学を通して、最も注目されている選手の一人です。
白鳥哲汰(1年)
- 氏名:白鳥哲汰(しらとり・てった)
- 生年月日:2001年8月24日
- 出身地:埼玉県春日部市
- 出身高校:埼玉栄高等学校
- 学部:駒澤大学経済学部
- 身長:177cm
- 体重:58kg
- 自己ベスト
5000m:13分46秒78(20年)
10000m:28分14秒86(20年)
<小学校時代>野球部
<中学時代>
3年生
ジュニアオリンピック3000m6位
全日本中学校陸上競技選手権3000m3位
<高校時代>
1年:全国高校駅伝2区9位
2年
全国高校駅伝1区区間賞
伊那駅伝1区区間新
U20クロカン日本選手権8km4位
3年
都道府県駅伝1区21位
関東地区高校駅伝1区11位
全国高校駅伝1区16位
都道府県駅伝1区12位
高校3年生の時はケガで、成績がふるわなかった白鳥哲汰さん。
駒澤大に入って初めての全日本大学駅伝にはエントリーしなかったものの、11月、12月と自己ベストを更新するなど、調子を上げてきています。
10000mでは、1年生ながら、チームで田澤さんに次ぐ速さです。
ちなみに、白鳥哲汰さんの父親・敦さんも、第68回箱根駅伝のランナーでした。
父親が6区で13位だったそうで、白鳥哲汰さんも6区を走りたいという希望があるそうです。
また、将来的にはマラソンランナーになりたいとのこと。
オリンピックなどで活躍するかもしれませんね。
鈴木芽吹(1年)
- 氏名:鈴木芽吹(すずき・めぶき)
- 生年月日:2001年6月3日
- 出身地:静岡県熱海市
- 出身高校:佐久長聖高校
- 学部:駒澤大学経営学部
- 身長:174cm
- 体重:57kg
- 自己ベスト
5000m:13分43秒07
10000m:28分23秒87(20年)
<小学校時代>5年生から陸上を始める
<中学時代>
3年:都道府県駅伝2区8位
<高校時代>
1年:全国高校駅伝6区1位
2年
福岡クロカン5位
全国高校駅伝:5区5位
3年
北信越地区高校駅伝4区1位
全国高校駅伝7区1位
高校時代から全国でトップレベルの実力を示していた鈴木芽吹きさんは、駒澤大1年生のエース。
1年生ながら、全日本大学駅伝にも出場しています。
しかし本人は、積極的に前に出るという判断ができず後悔したようです。
箱根駅伝では、4区か2区を希望しています。
田澤廉さんが3区なら鈴木芽吹さんは2区に、田澤さんが2区なら鈴木さんは4区になりそうですね。
箱根では、全日本大学駅伝での経験を活かした走りを見せてくれるでしょう。
【箱根駅伝2021】駒澤大の強みや勝利のシナリオは?
駒澤大学の強みは、1年生がめきめきと力をつけたこと。
7月から12月にかけて、ルーキーたちが次々と自己ベストを叩き出し、箱根駅伝には6人エントリーしました。
そして、エントリー上位10名の10000m平均タイムが、出場校中トップの28分26秒81なのです。
平均タイムが28分30秒を切ってるとはすごいですね!
十分優勝争いできる実力を備えているのです。
大八木監督は次のように語っています。
「箱根は1~3区の流れが一番大事。キーマンの選手は往路に使う」
「若いチームなので流れに乗るためにも往路優勝をして、復路でも確実に前の方でレースを進めていけば総合優勝も見えてくる。
最低でも3位以内には入りたい」
田澤廉さんと鈴木芽吹さんは、チームの命運をかけて、往路で走ると思われます。
2区は各大学エースを揃えてくるので、3区~5区でどれだけ差をつけられるかで変わってくるでしょう。
【箱根駅伝2021】駒澤大の優勝の可能性は?
2020年11月の全日本大学駅伝で優勝した駒澤大学。
勢いに乗って、箱根駅伝も制して2冠を獲りたいところです。
駒澤大は1年生が多いので、トラックのタイムが良くても、ロードがどうなのか未知数です。
特に年始の関東は寒波の予報が出ており、強風も懸念されます。
1年生が経験不足を感じさせないロードでの走りができれば、十分優勝は狙えるでしょう。
個人的には、青山学院、駒澤大、東海大の順に優勝の可能性が高いと予想しています。
★東海大の注目選手(塩澤稀夕・名取燎太・西田壮志)のプロフィール★東海大の優勝シナリオ★東海大の優勝の可能性はどれくらい?
★明治大の注目選手●小袖英人●手嶋杏丞●鈴木聖人●加藤大誠★明治大の勝利の強みやシナリオは?★優勝する可能性は?
★吉居大和のプロフィールと記録★双子の弟は中京大★両親はトヨタ自動車の元ランナー★高2の弟はトップランナー
★スーパールーキーのwikiプロフィールや記録と調整状況(●吉居大和●三浦龍司●佐藤一世●石原翔太郎)
【箱根駅伝2021】駒澤大の注目選手まとめ
全日本大学駅伝に続き、2冠を狙いたい駒澤大。
2021年の箱根駅伝の注目選手と、予想区間は
- 2年の田澤廉さん(2区か3区)
- 1年の白鳥哲汰さん(6区)
- 1年の鈴木芽吹さん(2区か4区)
- ロードの経験が少ない1年生を、どの程度登用するかが鍵
個人的には、青山学院、駒沢大、東海大の順に優勝の可能性が高いと予想しています。