「東京オリンピック2020」は、国民の7割が「中止もしくは再延期」を望んでいますが、政府は開催する方向です。
しかしコロナ禍で感染者数が増加し、IOCのバッハ会長の5月の来日は、延期されることに。
アメリカのワシントンポスト紙が、バッハ会長を名指しで「ぼったくり男爵」と批判するなど、評判も落ちています。
この記事では、IOCバッハ会長の
- 年収はいくら?任期はいつまで?
- なぜ「ぼったくり男爵」と呼ばれてるの?
- wikiプロフィールは?
について、まとめています。
★橋本聖子が若い頃(五輪選手時代)の画像5点★橋本聖子のwikiプロフィール
IOCバッハ会長の年収はいくら?任期はいつまで?
IOCはどんな組織?
ここ数年、IOC(国際オリンピック委員会)という名称をよく聞きますね。
どんな組織なのか、簡単に見てみましょう。
- 理事会は、会長1名、副会長4名、理事10名の計15名
- 任期は1期4年
- 委員の定員は、115名
- IOC総会で、選出・再任選挙がある
- 本部はスイス
- 民間の非政府組織
ちなみに、現在IOCには日本人の理事はいません。
IOC委員は、山下泰裕JOC会長が務めています。
バッハ会長の年収は約2900万円!
さて、民間とはいえ、誰もが知っている国際機関ですから、年収はどれくらいなのか気になりますよね。
AFPの報道によると、
会長の年収は、22万5000ユーロ(約2900万円)
です。
1期4年間で計算すると、約1億1600万円!
4年間で収入の見込みが立ってるのは、大きいですよね。
理事(会長以外)は、会議や出張すると、日当900ドル(約11万円)。
委員の年間報酬は7000ドル(約84万円)です。
JOC会長の山下泰裕さんは、IOC委員でもあるので、年間84万円の報酬も得ているのですね。
IOCでは、バッハ会長が初めて役員報酬を公開しました。
透明性をアピールするために、他のスポーツ連盟にも役員報酬を開示するよう、呼びかけています。
JOCの年収はいくら?
IOCだと会長は、年収約2900万円なのですね。
JOC(日本オリンピック委員会)の年収は、いくらなのでしょう?
退任した森喜朗前会長は、「報酬はもらってない」と言っていました。
調べてみましたが、現JOCの役員報酬は公開されていないようです。
2011年に竹田恒和会長だった時に、公開していますので、参照してみましょう。
会長 | 130万円/月 | 1560万円/年 |
専務 | 50万円/月 | 600万円/年 |
副会長と常務 | 20万円/月 | 240万円/年 |
専務以下は、「高給」という感じはしませんね。
バッハ会長の任期は2025年まで
2021年3月、IOCの定例総会で、バッハ会長は再任が決まりました。
バッハ会長は、パリ大会が終わるまで、会長職を務めることに。
もともと東京オリンピックは、2020年に開催されているはずでした。
コロナ禍で1年延期されたので、オリンピックが終わらないうちに再選された形です。
年収の見直しが行われるかは不明ですが、2900万円×8年=2億3200万円は、大きいですね。
IOCバッハ会長はなぜ「ぼったくり男爵」と呼ばれる?
2021年5月6日、アメリカのワシントンポスト紙は、IOCを批判。
「旅行中に小麦を食べつくすどこかの王族のように、ホストを台無しにする」
引用:東スポweb 2021年5月18日記事
すごい表現ですね。
そして、バッハ会長を名指しで「ぼったくり男爵」と皮肉りました。
バッハ会長は、なぜ「ぼったくり男爵」と呼ばれたのでしょう?
- オリンピックの開催・中止を決定する権限は、IOCにある
- コロナ禍だが、IOCは中止せず開催の意向
- オリンピックは、IOCの大きな資金源だから中止しない
- IOCの資金64%が、アメリカのテレビ局の放映権
一言でいうと、「お金のために、東京オリンピックを中止しない」というのが、「ぼったくり男爵」とあだ名された理由のようです。
オリンピックを開催するか注視するかは、日本は決められません。
中止の権限はIOCにあるので、もし日本が「止める」と言うなら、「開催権返上」という形になるそうです。
先日、朝の情報番組「スッキリ」で解説されていましたね。
「違約金」という条項はないそうですが、スポンサーはすでにIOCにお金を支払っています。
オリンピックが中止になった場合に、賠償金を請求されるかもしれないのですね。
そして、「誰がそれを払うのか?」が不明瞭なのです。
だいぶ悩ましい問題ですよね。
2013年に、東京がオリンピック開催地に選ばれた時は、誰もコロナを予測できませんでした。
日本は、不運としか言いようがないですね。
IOCバッハ会長のwikiプロフィールは?
- 氏名:トーマス・バッハ
- 生年月日:1953年12月29日
- 年齢:67歳
- 国籍:ドイツ
- 出身校:ヴュルツブルグ大学・法学部
- 前職:ゴルファ・アラブ・ドイツ商工会議所会長
西ドイツで生まれたバッハ会長は、1970年代にフェンシングクラブに所属。
1976年の22歳の時に、モントリオール・オリンピックで、金メダルを獲っています(団体チーム)。
その他、いくつもの世界大会で優勝するなど、メダルを獲得しています。
一方、勉学の面では、ヴュルツブルグ大学の法学部で学んだ後、司法試験に合格。
弁護士の資格を取り、自分で弁護士事務所を開いていました。
スポーツに勉学に優秀で、文武両道の人なんですね。
しかしバッハ会長の仕事は、弁護士だけではありません。
20代からスポーツ関連の仕事も多くやっています。
80年代は、アディダスの国際関係部医局の責任者をやっています。
90年代~2010年代は、IOC委員から副会長まで務めるなど、いろいろと兼任していたようです。
いろんな組織で、トップについているので、強いリーダーシップのある人なのでしょうね。
★橋本聖子が若い頃(五輪選手時代)の画像5点★橋本聖子のwikiプロフィール
IOCバッハ会長の年収まとめ
2020年から、ニュースでよく名前を聞くIOCのバッハ会長。
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バッハ会長の年収は、約2900万円
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1期4年で再任され、2025年まで会長職
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お金のためにオリンピックを中止しないので、「ぼったくり男爵」とあだ名された
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バッハ会長は、フェンシングのオリンピック金メダリスト
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バッハ会長は、弁護士の資格も持っている
というのが、この記事のまとめです。